「マコモ風呂って頭おかしいの?」──このフレーズをSNSで見かけて気になった方も多いのではないでしょうか。
マコモ風呂とは、イネ科植物「真菰(まこも)」を発酵させた粉末をお湯に入れて入浴するという健康法です。
自然由来の浄化力で「デトックス効果がある」「お湯を替えなくても腐らない」と信じる人がいる一方で、「不衛生すぎる」「科学的根拠がない」と否定する声も多数あります。

本記事では、そんな賛否両論が渦巻く“マコモ風呂騒動”を徹底的に検証。信者と否定派の主張、SNSで炎上した実験企画、医学的リスクまで、すべてを客観的に比較しながら「マコモ風呂は本当に頭おかしいのか?」を考えます。
マコモ風呂は頭おかしい?信者と否定派の主張を整理
マコモ風呂は、古くから民間療法の一種として一部で支持されてきました。しかし2025年に入り、「お湯を替えずに何週間も使う」という極端な実践例がSNSで拡散され、“頭おかしい風呂”という言葉まで登場する騒動に。一方で、実際に効果を実感したという利用者も多く、マコモ風呂を「心と体を整える神聖な儀式」と考える人もいます。ここでは、信じる人と否定する人、それぞれの視点からマコモ風呂を掘り下げます。
マコモ風呂は頭おかしい?噂の真相と実際の声
「マコモ風呂=頭おかしい」と言われる最大の理由は、“お湯を替えない”という異様な入浴スタイルにあります。
一般的にお風呂は毎日お湯を入れ替えるのが常識ですが、マコモ風呂の一部実践者は「マコモ菌が汚れを分解するから、替えなくても清潔」と主張。その結果、SNSでは「不衛生すぎる」「カルトみたい」「頭おかしい」と炎上しました。
実際、話題の発端となったのは、YouTuberの「あもとっと」さんによる検証実験。彼は20日間お湯を替えずに入り続けた結果、「体は健康だが、心が病んだ」と語りました。つまり、“不潔な行為を続ける精神的ストレス”が強く、物理的な健康被害よりも「心理的な抵抗感」が問題視されたのです。
一方、マコモ風呂を長年続けている人の中には「臭くない」「肌がきれいになった」「疲れにくくなった」と肯定的な意見もあります。
つまり、「頭おかしい」と断じるのは、信仰的・文化的背景を無視した一面的な見方ともいえるのです。
信者が語るマコモ風呂の効果とは?デトックス・美肌説の根拠
マコモ風呂を支持する信者層は、主に「デトックス」「免疫強化」「波動の浄化」といったスピリチュアル的な効果を信じています。彼らによれば、マコモに含まれる菌が皮膚から毒素を吸い出し、血流を整えるとのこと。中には「アトピーが改善した」「冷え性が治った」「肌がしっとりした」と実感する声も。
実際、マコモ(真菰)は古来より薬草として利用され、抗酸化物質やポリフェノールを含むことが知られています。これにより、ある程度のリラックス・保温効果が得られるのは事実です。また、発酵による香りには癒やし効果があり、入浴中に副交感神経が優位になることでリラックス作用が生まれると考えられています。
ただし、信者の語る“マコモ菌が体内の毒を分解する”という説には科学的根拠がありません。医学的には、老廃物の排出は主に肝臓と腎臓の働きによるもので、入浴による「毒素排出」は比喩的表現に近いです。
それでも信者が熱心にマコモ風呂を続ける理由は、「効果」ではなく「体験」にあります。つまり、自然と一体になる感覚や“浄化された”という実感が、彼らにとっての癒やしになっているのです。
否定派が警鐘を鳴らす理由|不衛生・感染リスクの実態
否定派の多くは、マコモ風呂の「お湯を替えない」という行為そのものを衛生的に危険と警告します。
特に医師や専門家の意見では、ぬるめの風呂を長期間放置すると「レジオネラ菌」や「緑膿菌」などの有害細菌が繁殖し、肺炎や皮膚感染症のリスクが高まると指摘されています。
内科医・荒牧昌信氏(All About健康医療ガイド)は、「マコモ湯の効果は一般的な温浴効果に過ぎず、入浴剤の種類に関係なくお湯を替えないのは極めて危険」と明言。特に高齢者や糖尿病患者など免疫力の低下した人は重症化の恐れがあるとしています。
実際、SNS上でも「皮膚がかゆくなった」「ぬめりが気持ち悪い」「子どもには絶対やらせたくない」といった体験談が複数報告されています。
つまり、マコモ風呂には“科学的エビデンスが乏しい健康法”という現実と、“感染症のリスクが潜む行為”という二重の問題が存在するのです。
否定派にとって、「マコモ風呂=頭おかしい」は、単なる悪口ではなく“衛生面への警鐘”とも言えます。
SNSで炎上した「あもとっと実験」と世間の反応まとめ
2025年1月、YouTuber「あもとっと」さんが実施した「マコモ湯30日チャレンジ」が話題となりました。
彼は「お湯を替えずにマコモ湯に入り続けたらどうなるか?」を検証し、SNSでは10万件以上の「いいね」を記録。初日は「草の香りがして心地いい」と好意的だったものの、20日を過ぎた頃には「精神的に病んできた」と発言。最終的に、「体は健康だったが、心が壊れる」として実験を中断しました。
この記録はnoteにも掲載され、写真には茶色く濁った湯や浴槽の汚れが写されており、閲覧注意レベルの衝撃でした。
ユーザーの反応も真っ二つで、「よくここまでやった」「勇気ある検証だ」と称賛する声がある一方、「見てるだけで吐きそう」「衛生観念が狂ってる」と批判も殺到。
この実験は、マコモ風呂をめぐる“信者と否定派の境界線”を象徴する事件となり、同時に「人は不潔だと思うものを続けると病む」という心理的側面まで浮き彫りにしました。
医学的視点から見たマコモ風呂|危険性と安全な利用法
医療の観点から見ると、マコモ風呂に「絶対的な危険性」があるわけではありませんが、“誤ったやり方”には明確なリスクがあります。
特に問題なのは、「お湯を替えない」「浴槽を洗わない」「同じお湯を家族全員で使う」といった行為です。これらは細菌の温床になり、感染症やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
安全にマコモ風呂を楽しむには、以下のポイントが重要です。
- 毎日お湯を交換し、浴槽は定期的に洗う
- 湯温を40℃以上に保ち、低温放置を避ける
- 皮膚に傷や炎症がある場合は入浴を控える
- 衛生的な環境を保ち、異常を感じたら中止する
要するに、「マコモ風呂=危険」ではなく、「誤った使い方=危険」という構図です。自然療法としての魅力を否定するのではなく、科学的知識を踏まえたうえで“安全に取り入れる意識”が求められます。
マコモ風呂は頭おかしい!宗教?
マコモ風呂をめぐる議論は、「科学か信仰か」という構図に発展しています。単なる入浴法ではなく、スピリチュアルな「浄化儀式」として実践する人も多く、宗教的・精神的な意味を込めて行われているケースも少なくありません。
この章では、マコモ風呂の発祥から販売会社、代表的な人物、そして信者層の心理まで、文化的背景を丁寧に読み解きます。
マコモ風呂の発祥と株式会社リバーヴの関係を解説
マコモ風呂の起源は、古代日本の「神道」にまで遡ります。真菰(まこも)は、古事記にも登場する神聖な植物で、伊勢神宮では今も神事に使われています。この植物には「穢れ(けがれ)を祓う力がある」とされ、古来から“浄化の象徴”として扱われてきました。その思想が現代のマコモ風呂に引き継がれています。
現代版マコモ風呂を広めたのが、株式会社リバーヴです。
同社は「発酵技術によって真菰から生まれる“マコモ菌”が、体内外の毒素を分解し、人と自然を調和させる」と主張。リバーヴ社の公式サイトによると、使用している菌は「数百度の熱にも耐える生命力を持つ」と説明されていますが、この点には科学的な裏付けが示されていません。
また、リバーヴが管理する「70年間お湯を替えていないマコモ風呂」が存在するという逸話も有名です。信者にとっては「神聖な湯」、否定派にとっては「非衛生の象徴」。この真逆の評価こそ、マコモ風呂が“宗教的論争”と呼ばれるゆえんなのです。
ホリスティック伝道師ちひろとは?経歴と活動内容
マコモ風呂の再ブームの火付け役となった人物が、「ホリスティックヘルス伝道師」を名乗るちひろさんです。
彼女はInstagram上で「マコモ湯で一年半お湯を替えていない」と投稿し、その映像が瞬く間に拡散。SNSでは「頭おかしい」「宗教みたい」と炎上しましたが、一部では「本当に肌がきれい」「浄化される感じがする」と称賛も集まりました。

ちひろさんは、自身の発信で「マコモ風呂は体と心の波動を整える」と説明しています。この“波動”という概念は、ホリスティック医療やスピリチュアル分野でよく用いられる用語で、身体・心・魂を一体として癒やすという思想です。
つまり彼女にとってマコモ湯は、単なる風呂ではなく“祈りの場”でもあります。
批判する人からは「科学を無視したカルト的行為」と見られがちですが、信者にとっては「自分を整えるセルフケア」。ここに、「頭おかしい」と「心を整える」という二つの相反する価値観が衝突しています。
YouTuberあもとっとの検証企画が生んだ波紋
「あもとっと」さんは、スピリチュアルや陰謀論を“科学的に検証する”スタンスのYouTuberです。彼が2025年1月に公開した「マコモ湯30日チャレンジ」は、SNSを中心に爆発的に拡散されました。企画内容は、「お湯を替えずに毎日マコモ湯に入り続けると、体や心に何が起こるか?」という過激な実験。
10日目までは「匂いもせず快適」と語っていたものの、20日を過ぎたころには浴槽に茶色い膜や浮遊物が現れ、「不潔という意識が頭から離れない」とコメント。最終日には「身体は健康だったが、精神が病んだ」と結論づけ、実験を終了しました。
この“精神汚染”という言葉がSNSで大きな反響を呼び、「不潔な行為を続けると心が蝕まれる」という人間心理を可視化した事例として注目されました。また、「信者を馬鹿にするための企画ではなく、両極端の思想をつなぐ実験だった」との彼の発言も印象的でした。結果的にこの動画は、マコモ風呂を“信仰と科学のはざまで揺れる象徴”として広く認知させる契機となったのです。
スピリチュアル信仰としてのマコモ文化と信者層の特徴
マコモ風呂を信じる層には、いくつかの特徴があります。
第一に「自然との共生」を重んじる思想。人工的な医療や化学薬品を避け、植物や微生物の力を借りて心身を整えようとする人々です。
第二に、「波動」「浄化」「地球エネルギー」といったスピリチュアル用語への親和性が高い点。これらの言葉は科学的な裏付けが乏しいものの、“感覚的な安心”を求める現代人にとって共感を呼びやすいキーワードとなっています。
特に女性層に多く見られる傾向で、SNS上では「マコモ風呂で運気が上がった」「不安が消えた」といった体験談が頻繁に共有されています。
マコモ風呂が「自己治癒」や「心のデトックス」の象徴として受け入れられているのです。
一方で、信者と非信者の間には深い溝もあります。信者は「感じた人にしかわからない」と言い、否定派は「科学を信じろ」と反論する。
この構図は、宗教と科学の対立をそのまま現代のSNS上に再現しているといえます。
つまり、マコモ風呂をめぐる議論は“入浴法の是非”を超え、現代人の信仰のあり方そのものを映す鏡になっているのです。
マコモ風呂論争が示す“現代人の信仰心理”とは?
マコモ風呂論争の根底には、「信じたい心理」と「信じられない不安」が同居しています。科学的根拠が乏しくても、「効果を感じる」「救われた気がする」という実感があれば、人はその体験を“真実”として受け入れます。これは宗教心理学でも“主観的治癒”として知られ、プラシーボ効果や精神安定に繋がるケースもあります。
現代社会では、ストレス・孤独・情報過多などから心が疲弊し、「目に見えない癒やし」を求める人が増えています。
マコモ風呂のような自然派健康法やスピリチュアル行為が人気を集めるのは、この「癒やしの空白」を埋める役割を果たしているからです。
一方で、否定派が指摘する「思考停止的な信仰」や「衛生面の危険性」も無視できません。大切なのは、盲信でも嘲笑でもなく、冷静に事実を見つめる姿勢です。マコモ風呂が“頭おかしい”のではなく、私たち自身が「信じる」「疑う」の二極化に追い込まれているのかもしれません。
結局のところ、マコモ風呂騒動は現代日本における“新しい信仰のかたち”を映し出しているのです。
総括:マコモ風呂は頭おかしい?まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
- 「マコモ風呂」は真菰(まこも)を発酵させた粉末を湯に入れる入浴法で、賛否が極端に分かれている。
- 信者は「デトックス・美肌・波動の浄化」などを主張し、体験的な癒やしや儀式性を重視している。
- 否定派は「お湯を替えない」実践を不衛生とし、科学的根拠の欠如を問題視している。
- 医師解説(All About):効果は一般的な温浴効果にとどまり、長期使い回しはレジオネラ菌・緑膿菌など感染症リスクがある。
- 安全に試すなら「毎日お湯を交換」「浴槽の定期洗浄」「40℃以上を維持」「傷や免疫低下時は回避」が推奨。
- YouTuber「あもとっと」の検証では、20日目以降に汚れや茶色い付着物が顕在化し、「体は異常なしだが精神的に消耗」と結論。
- 炎上の背景には「不潔な行為を継続する心理的抵抗」が大きく、衛生問題と同時に精神的負担が可視化された。
- 発祥背景には真菰が神事で用いられる“浄化”の象徴という文化文脈があり、現代では株式会社リバーヴが普及を牽引。
- インフルエンサー「ちひろ」は一年半お湯を替えない実践を発信し、信仰性(ホリスティック/波動)と科学の対立を先鋭化。
- 信者層は自然志向・スピリチュアル用語への親和性が高く、主観的治癒や安心感が継続理由になっている。
