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女神の継承の気まずいシーンまとめ!グロい?あらすじ解説

映画『女神の継承(The Medium)』は、2021年に制作されたタイと韓国の合作ホラーであり、アジア映画の中でも“最も気まずい”と評される衝撃作です。

物語の舞台は、タイの奥地・イーサン地方。霊媒師の一族に起こる不可解な現象を、ドキュメンタリー形式で描くリアルさが話題を呼びました。

一見、信仰や家族の絆をテーマにした作品のようでありながら、後半では“狂気”と“破滅”が一気に加速。視聴者の多くが「家族と観るのは無理」「グロすぎて直視できない」と感じたといいます。

本記事では、そんな『女神の継承』における気まずいシーンやグロ描写の正体、女神バヤンの意味、そして宗教的な背景まで徹底解説します。

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女神の継承の気まずいシーン徹底解説!怖い&グロい内容

映画『女神の継承』は、“土着信仰のリアリティ”と“人間の理性の崩壊”を同時に描いた、アジアホラーの到達点と呼ばれています。そのリアルさゆえに、「気まずい」「不快」「トラウマ級」という感想が数多く寄せられました。

ここでは、映画を観る前に知っておきたい“気まずいシーン”や“視聴注意の瞬間”を中心に、物語の意味と演出意図をひとつずつ丁寧に紐解いていきます。

女神の継承に気まずいシーンはある?視聴注意ポイント

『女神の継承』の“気まずさ”は、単なるグロ描写や恐怖演出にとどまりません。むしろこの映画の真髄は、「信仰」「家族」「狂気」というテーマの中で、人間の“崩壊”をリアルに映し出している点にあります。

序盤から中盤にかけて、観客がまず気まずさを覚えるのが、主人公ミンの変化です。明るく仕事熱心な女性だった彼女が、突如として異常行動を起こし始める――。会社での出血、暴言、夜中の徘徊など、現実にもありそうな現象が淡々と描かれることで、観る側は“目を逸らせない不安”に包まれます。

さらに“家族の対応の鈍さ”も、この作品を気まずくしている大きな要因です。ミンが明らかに異常な状態にあるのに、母親ノイや叔母ニムは「儀式で何とかなる」と信じ続ける。その盲信ぶりが、宗教と人間関係の歪さを際立たせます。

本作の気まずい部分は、血や暴力よりも、“信じる者たちが真実を見失っていく過程”にあります。視聴者は、宗教の力が救いなのか、破滅なのかを突きつけられ、静かな恐怖と息苦しさを感じるのです。

グロ描写はどの程度?犬や赤ちゃんのシーン

『女神の継承』がR-18指定となった最大の理由は、グロ描写と倫理的タブーの数々にあります。特にSNSで話題になったのが、“犬”と“赤ちゃん”に関するシーン。どちらも直接的な残酷表現こそ控えめですが、想像力を刺激する見せ方で強烈な印象を残します。

中盤、ミンが憑依された状態で家の中を徘徊し、飼い犬を鍋で茹でてしまうシーンがあります。映像としては暗闇に包まれ、決定的瞬間は見えないのですが、音と匂いの演出で脳裏に焼き付きます。「見せない恐怖」を極限まで高める演出は、観客の心理的ダメージを狙ったものと言えるでしょう。

また、クライマックス直前には赤ん坊を巡る悲劇的な描写も。一瞬しか映らないものの、「母性」「宗教」「狂気」の境界を越える表現として多くの議論を呼びました。このようなタブーへの踏み込みが、作品の“気まずさ”を決定づけています。

ただし監督は、「動物を実際に傷つける撮影は一切行っていない」と明言しており、あくまで心理的ホラーとして演出されている点は強調しておきたいところです。リアリティを追求するカメラワークが生み出す“現実感”こそが、この映画最大のグロ要素なのです。

ラストの展開が衝撃?女神バヤンの正体とは

『女神の継承』最大の衝撃は、物語終盤で明かされる「女神バヤンの不在」という真実です。タイトルにも関わらず、バヤンは最後まで“救いの存在”として現れません。霊媒師ニムが信じていた神は、本当に女神だったのか?それとも、彼女自身が悪霊の依代となっていたのか――。

ラストでは、ニムが涙ながらに「私は本当にバヤンの霊媒なのかわからない」と語ります。この告白によって、観客は“信仰そのものが幻想だった可能性”に気づかされるのです。

この構造は、プロデューサーであるナ・ホンジン監督の代表作『哭声/コクソン』にも通じます。信仰を疑うことが罪とされる社会で、“信じた結果、全てを失う人間”を描いた点が共通しているのです。

つまり、『女神の継承』の本当の恐怖は「悪霊」ではなく、「信仰の崩壊」。“神がいない世界”を目の当たりにした人間の絶望こそが、最も気まずく、最も恐ろしい瞬間だといえるでしょう。

「この車は赤い」シールの意味とタイの迷信

作中で印象的な小道具が、“この車は赤い”と書かれたステッカー。一見、意味のないジョークのように見えますが、実はタイの迷信文化を象徴する非常に重要な要素です。

タイでは、新車を買う際に占い師に相談する習慣があり、「この色は運が悪い」と言われた場合、色を変えるか貼り紙で“ごまかす”風習があります。ニムが黒い車に「この車は赤い」と書いたのは、まさにこの風習の再現です。

しかし、ここには“信仰と現実のねじれ”が表現されています。もし本当に女神の加護を受けているなら、そんな貼り紙で運勢を操作する必要はないはず。つまりこのシーンは、ニム自身の信仰の揺らぎを象徴しているのです。

監督はこの一枚のシールで、“信じる者の不安”を視覚化しました。信仰が絶対ではなくなった瞬間、霊媒師としての彼女の崩壊は始まっていたのです。

実話なの?女神の継承が描く信仰と呪いのリアル

『女神の継承』は一見すると超常現象ホラーですが、その根底にあるのは“実在する信仰文化”です。タイ北部のイーサン地方では、今も“精霊信仰(アニミズム)”が人々の生活に深く根づいています。女神バヤンも、現地で実際に信仰対象とされる“自然神”をモデルにしています。

このような宗教的リアリティが、映画全体に“本当に起こっているような気まずさ”を生み出しています。カメラが常に取材者の視点で動くことで、観客は“その場にいる”ような錯覚に陥るのです。

また、物語後半で描かれる“家族の破滅”は、信仰と呪いが紙一重であることを示唆しています。助けを求めて神に祈る行為が、かえって災厄を呼ぶ――。この矛盾こそが、『女神の継承』が「実話のように怖い」と言われる理由です。

映画を観終えたあと、多くの視聴者が「現実のタイにもこういう儀式があるのか?」と検索したのも当然でしょう。リアルと虚構の境界を曖昧にしたこの構成が、“気まずくも美しい恐怖体験”を成立させているのです。

女神の継承気まずいは誤解:登場人物・キャスト情報

『女神の継承』の“気まずさ”や“恐怖”は、俳優陣の圧倒的な演技力と、監督のリアリズム演出が生み出したものです。
ホラーというより、まるでドキュメンタリーを見ているかのような自然さ。それが観客に「本当に起きているのでは?」という錯覚を与え、作品全体を息苦しいほどリアルにしています。ここでは、物語を支える主要キャストや監督陣について詳しく解説します。

霊媒師ニム役サワニー・ウトーンマのプロフィール

物語の中心にいるのが、霊媒師ニムを演じたサワニー・ウトーンマ。彼女はタイ国内では舞台・映画の両分野で活躍する実力派女優で、本作で世界的に注目を浴びました。

ニムというキャラクターは、信仰と現実の狭間で揺れる人物です。表向きは村人を救う“聖女”のような存在ですが、実際には迷いや恐怖も抱えています。ウトーンマはこの複雑な内面を、わずかな表情の変化や、祈りの際の呼吸の乱れなどで繊細に表現しました。

特に印象的なのは、終盤のインタビューシーン。「私は本当にバヤンの霊媒なのかわからない」と語る瞬間、ウトーンマの瞳には、信仰を失った人間の“空洞”が映し出されています。この一言によって映画全体の意味が反転するほどの迫力を放ち、観客の記憶に深く残りました。

彼女の演技は、ホラーの恐怖を超えて“人間ドラマ”としての重みを与えています。『女神の継承』が単なる心霊映画ではなく、“宗教の心理劇”として評価される理由の一つが、このサワニー・ウトーンマの存在なのです。

ミン役ナリルヤ・グルモンコルペチの演技がすごい理由

取り憑かれる少女ミンを演じたナリルヤ・グルモンコルペチは、当時まだ20代前半の若手女優。彼女の演技は、観る者の“生理的恐怖”を呼び起こすほどリアルでした。

序盤の健気な笑顔から、次第に崩壊していく表情の変化。特に、会社で突然大量出血する場面や、夜中にケモノのように動くシーンは圧巻です。演技というよりも“変身”に近く、霊に取り憑かれたというより“人間が壊れていく様子”をリアルに描き出していました。

彼女は撮影時、POV(主観撮影)カメラの至近距離で演技するため、常に本物のドキュメンタリー撮影のような緊張感の中にいたと語っています。その結果、観客の多くが「これは演技ではなく本当に憑依しているのでは?」と錯覚するほどの没入感を生みました。

また、ミンというキャラクターは“女性の身体”を通して信仰の犠牲を象徴しています。生理・出産・性的暴力といったテーマが暗示的に描かれ、彼女の苦しみは社会的・宗教的なメタファーとして機能しているのです。ナリルヤの体当たり演技は、アジアホラーの新たな基準を打ち立てたといっても過言ではありません。

姉ノイ役シラニ・ヤンキッティカンと家族関係

霊媒師ニムの姉であり、ミンの母親でもあるノイを演じたのが、シラニ・ヤンキッティカン。彼女の存在は、映画の“人間的な悲しみ”を際立たせています。

ノイは、かつて神の巫女になることを拒み、キリスト教に改宗した女性。しかし娘が呪われたことで、皮肉にも信仰の世界へ引き戻されていきます。この“信仰から逃れようとした者が再び呪いに縛られる”という構図は、本作の根幹をなすテーマのひとつです。

ヤンキッティカンは、母として娘を救いたいという愛情と、信仰への恐怖の間で揺れる心理をリアルに表現。特にクライマックスでの“偽りの儀式”の場面では、絶望と錯乱が同居する演技が圧巻でした。

彼女の存在によって、『女神の継承』は“母と娘”の物語としても成立しています。血のつながりと信仰の連鎖、その両方が“継承”というタイトルに込められていることを、ノイというキャラクターが体現しているのです。

督・脚本ナ・ホンジン&バンジョンの過去作と演出傾向

『女神の継承』は、韓国の鬼才ナ・ホンジン(『哭声/コクソン』『チェイサー』)と、タイのホラー監督バンジョン・ピサンタナクーン(『愛しのゴースト』『シャッター』)の共同プロジェクトです。

ナ・ホンジンが脚本・企画を担当し、バンジョンが現地での演出を担当。韓国的な“宗教的寓話”と、タイ的な“土着信仰のリアリズム”が融合した独自の世界観を築き上げました。

ナ・ホンジンの特徴は、救いのない物語と「人間の業(ごう)」の描き方。彼の作品では、善悪や神の存在が常に曖昧で、最終的に“信じる者ほど破滅する”という構図が繰り返されます。『女神の継承』でもその傾向は色濃く、霊媒師ニムやノイが「信じること」に囚われていく姿が強烈に描かれました。

一方、バンジョン監督はPOV形式や光のコントラストを駆使し、異様な臨場感を演出。特に夜間シーンの撮影では、現地の暗闇や虫の音までリアルに記録し、“本当にそこに霊がいるかのような”空気感を再現しています。

二人の才能が交わることで、『女神の継承』は単なるホラーを超えた「宗教と人間心理の実験作」として完成しました。

女神バヤンの意味とタイ・韓国ホラーの共通点

最後に、この作品のタイトルにもなっている“女神バヤン”の意味について触れましょう。

バヤンとは、自然と死者の魂を司るとされるタイの地方神。善と悪の両面を持ち、人間の祈りによってその性質が変化すると信じられています。この“二面性”こそ、『女神の継承』の構造そのもの。神は救いであり、同時に破滅の源でもある――。

韓国ホラーとの共通点も多く見られます。『哭声/コクソン』や『プリースト 悪魔を葬る者』などでも、“信仰の崩壊”と“人間の愚かさ”が一貫して描かれており、『女神の継承』はその延長線上に位置づけられます。

また、アジアホラー特有の“湿度のある怖さ”も特徴です。西洋ホラーのような派手な演出ではなく、じわじわと心を侵食するような恐怖。信仰・迷信・呪いといった文化的要素が、リアルな心理的圧迫感を生み出しています。

女神バヤンは、善悪を超えた存在。そしてこの映画の真意も、「信仰とは何か?」という普遍的な問いにあります。観る者に不安と興味を同時に植え付ける――それこそが、『女神の継承』という作品の神髄なのです。

総括:女神の継承の気まずいシーンまとめ

最後に、本記事のまとめを残しておきます。

  • 『女神の継承(The Medium)』はタイ×韓国のモキュメンタリー形式ホラー。舞台はタイ北部イーサン地方で、霊媒師一族の崩壊を生々しく描く。
  • “気まずさ”の核はグロ表現よりも「信仰・家族・狂気」が絡む人間の崩壊。家族の鈍い対応や盲信が不安と息苦しさを増幅。
  • グロ度は高め。特に犬の茹殺や赤ん坊に関するタブー描写が心理的ダメージ大(直接描写は抑制され、“見せない恐怖”で効かせる)。
  • ラストで霊媒師ニムが「自分は本当に女神バヤンの霊媒かわからない」と告白し、“神の不在/信仰の崩壊”が核心テーマだと示される。
  • 「この車は赤い」ステッカーは、タイの色占い・迷信文化の反映。ニムの不安と信仰の揺らぎを象徴。
  • 実話ではないが、アニミズム(精霊信仰)などの現地文化がベースで強いリアリティを生む。
  • 俳優陣の演技が秀逸:
    • サワニー・ウトーンマ(ニム):信仰と疑念の揺らぎを繊細に体現。
    • ナリルヤ・グルモンコルペチ(ミン):“壊れていく人間”の生理的恐怖を体当たりで表現。
    • シラニ・ヤンキッティカン(ノイ):母性と信仰の板挟みをリアルに演じ、家族ドラマとしての重みを加える。
  • 企画・脚本のナ・ホンジン(『哭声/コクソン』)×監督バンジョン・ピサンタナクーン(『シャッター』『愛しのゴースト』)の融合で、宗教寓話×土着リアリズムを確立。
  • 韓国/タイ発ホラーに共通する“信仰の崩壊”“人間の業”という主題、湿度の高いじわじわ系の恐怖が特徴。

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